外壁が色褪せる原因と対策・予防法

irodori column

外壁は塗装して数年は色味を保つことができますが、年月が経過するにつれて次第に色褪せ、見た目が悪くなっていきます。
外からも見える部位ですから、やはり美しさを保ちたいと考える人が多いと思います。

本記事では、そもそも外壁はなぜ色褪せてしまうのかという原因、さらに対策や予防法についても解説します。

外壁が色褪せる原因と対策・予防法

外壁が色褪せる3大要因

そもそも外壁はどうして色褪せてしまうのでしょうか。

色褪せの原因はさまざまなものがありますが、代表的な3つの理由について解説しましょう。

紫外線の影響

太陽光

1つ目の原因は「紫外線の影響」です。

紫外線は太陽光に含まれている光の波長の1つで、外壁そのものを劣化させてしまいます。しかし外壁を塗装をしておけば、外壁そのものへの紫外線などの影響は軽減させることができます。

とはいえ、外壁塗装によって形成される塗膜も、紫外線の影響によって次第に劣化してしきます。

科学的な解説をすると、塗料の色の元となっているのは「顔料」で、化合物の原子が結びついたものです。ところが、原子同士の結合には強弱があります。その強さは「結合エネルギー」で示すことができるのですが、この結合エネルギーを上回るほどのエネルギーを受けると、原子同士の結びつきは破壊されてしまいます。

紫外線のエネルギーは、顔料に含まれている化合物の結合エネルギーよりも強く、紫外線を浴び続けると顔料内の原子結合が切断されてしまいます。それによって塗料の色味が変わってしまい、外壁の色褪せが起こってしまうわけです。

外壁を紫外線から完全に守ることは難しいため、経年劣化による外壁の色あせは避けられないでしょう。

酸性雨の影響

雨

2つ目の原因は「酸性雨の影響」によるものです。

酸性雨とは、強い酸性の化学物質が溶け込んでいる雨のことです。

一時期、酸性雨の弊害についてはよく話題になりましたが、昨今はこの言葉を聞くことが減りましたね。

ひと頃話題になったのは、森林などの環境を破壊するということでした。その後、酸性雨の原因となる化学物質の排出が厳しく規制され、現在のpHでは植物に対する影響が少ないことがわかってきたため、話題になることが減っています。

それでも、雨のpHを測定すると、確実に酸性に傾いていることがわかっており、現在のpHでも、石像や銅像に悪影響を与えることがわかっています。

これは、お隣の中国では未だに酸性雨の原因物質が排出され続けており、それが偏西風に乗って日本にまで及んでいるからです。

酸性雨は当然ながら「酸性」です。一方、外壁塗装に使用される塗料の多くは「アルカリ性」です。アルカリ性の塗膜に酸性の酸性雨が降り注ぐと、塗膜が化学変化を起こして。塗膜が風化して風で吹き飛ばされてしまうのです。

雨の酸性度には国内でも地域差があります。雨の酸性度が高いエリアでは外壁塗装もその影響を強く受け、塗膜が劣化して色褪せてしまうまでの時間も短くなります。

施工ミスの影響

3つ目の原因は「施工ミスの影響」によるものです。

外壁を守る塗膜の効果は、塗料自体の性能だけでなく、その塗装を行った業者の技術力によっても大きく影響されます。

つまり、技術力の低い業者と、技術力の高い業者とでは、同じ塗料を塗装していても、肝心の塗膜性能は大きな差があるということです。

外壁塗装とは、ただ塗料を外壁に塗りつけているでけではありません。私たち業者の施工を見ていただけばわかりますが、入念に下準備を行い、何度も何度も塗装を重ねることで、ようやく何年~何十年と保持できる塗膜が形成されるのです。

いわゆる悪徳業者や、技術力の伴ていない業者は施工の工程がいい加減だったり、もし真面目にやっていたとしても技術力が伴っていなかったりすると、耐用年数が10年以上の塗料でも数年で塗膜が劣化してしまい、外壁が色褪せてしまうのです。

いくら見積もり額が安くても、施工の技術力が伴っていない業者に外壁塗装を任せてしまうと、結局、色褪せるまでの期間が短く、再塗装を行わなければならなくなります。再塗装のサイクルでコストパフォーマンスを考えると、たとえ1回あたりの施工コストが多少高くても、技術力がしっかりしている業者に任せるのがおすすめだと言えます。

イロドリからのアドバイス

同じ家屋でも、日当たりの方角によって、壁面の塗膜の劣化具合は異なります。
紫外線の影響を受けやすい方角の壁面は、より色褪せが進むリスクが高いのです。
外壁の劣化具合を方角ごとにチェックして、再塗装を行うべき最適なタイミングを図りましょう。

外壁が色褪せる原因と対策・予防法

色褪せを放置するとどうなる?

色褪せを甘くみるべきではありません。単に見た目が悪くなる以上に、外壁の色褪せは「外壁の劣化を表すサイン」だからです。

外壁の色褪せを放置してしまうと、どのようなリスクを高まるのでしょうか。

外壁の見た目が悪くなる

まず、外壁の色褪せを放置すれば、外壁の見た目が悪くなることは言うまでもありません。

「しばらく経てば目立たなくなるのでは?」と根拠なく楽観視する方もいますが、劣化した塗膜の色褪せは、放置すると悪化するだけです。

外壁というものは外から見える部位ですから、通行人や来訪者に与える印象が悪いものになってしまうのは考えものです。

「この家は貧乏だから、劣化した外壁を放置しているのかな?」と思われてしまうかもしれません。

外壁の劣化につながる

外壁の色褪せを放置すると、最終的には外壁そのものの劣化につながります。

「たかが色褪せで……」と思われるかもしれませんが、外壁の色褪せは、塗装した塗膜が劣化しているというサインです。

塗装した塗膜が色褪せていった先には、外壁をガードする機能の喪失が待っています。

前述したように、なぜ外壁を塗装するのかというと、塗膜によって紫外線などの影響が外壁にダイレクトに受けることを避けるためです。

塗膜のガード機能は半永久的に機能しつづけるわけではありません。紫外線などの影響で劣化し、最終的には外壁をガードする機能を喪失します。

塗膜のガード機能を失った外壁は、紫外線や酸性雨などの影響をダイレクトに受けるようになりますから、次第に外壁が損傷していくのです。

建物の耐久性低下や雨漏りなどの原因になる

前述したように、外壁塗装によるガード機能を喪失した外壁は、今度は紫外線や酸性雨などの影響をダイレクトに受けていきます。

最初は外壁の損傷を表す代表的な症状「クラック(ひびわれ)」などが見られるようになるでしょう。それでもは放置を続けると、さらなる深刻な症状に発展してしまうでしょう。

日本には木造建築が多く、木材の天敵は「水」です。

家屋には屋根や外壁があるため、雨水が構造部分に入り込むことを防いでいます。

しかし外壁がひび割れたり、雨漏りが発生するようになると、そこから雨水が侵入して、建物の構造部分にまで雨水が侵入し、木材を腐食させる原因になります。

ここまでくると、建物そのものの耐久性にも深刻な影響があります。「地震で倒壊するリスク」「建物の資産価値低下のリスク」が現実のものとなるでしょう。

イロドリからのアドバイス

壁を触ると白い粉が手につくという現象を体験したことがあるかもしれません。
これはチョーキング現象と呼ばれるもので、塗膜が劣化したことを表す証拠です。
チョーキング現象が見られるようになったら、早めに外壁塗装を検討するのがおすすめです。

外壁が色褪せる原因と対策・予防法

色褪せは「外壁塗装」で解消しよう

前項で述べたように、外壁の色褪せは、見た目の悪化ばかりでなく、塗膜のガード機能喪失から外壁そのものや、さらには建物そのものへの深刻なダメージに発展する可能性があります。

外壁の色褪せを解消し、ガード機能を取り戻すためには、どうすればいいのでしょうか。

最適なのは、「外壁の再塗装を実施する」ことです。

外壁のガード機能を復活させるためには、「しっかりした技術力をもつ業者が外壁を塗装する」ことが必要です。

技術が伴っていない業者が外壁を塗装しても、塗膜の十分な効果を発揮できないため、あまり意味はありません。

外壁塗装をしたことのない素人が自分で外壁を塗装したり、技術力のない業者に塗装を依頼したりするのは、絶対に避けなければなりません。

施工費用が多少高くても、高い技術をもった業者が塗装した塗膜は、次に再塗装品しなければならなくなるまでの期間を長引かせることになります。長い目で見ればコストパフォーマンスに優れているのです

イロドリからのアドバイス

技術がしっかりした業者を探すには、創業年数が古い(=それだけ多くの施工実績がある)ことも重要ですが、口コミサイトなどでの評判がいいことも重要です。
ただし、口コミサイトには適切ではないコメントも掲載されていいますので、鵜吞みにせず、他の要素も鑑みて業者選びをしましょう。

外壁が色褪せる原因と対策・予防法

色褪せを予防するための塗料の選び方

最後に、色褪せしにくい塗料の選び方を解説します。

業者に外壁塗装を依頼する際には使用する塗料を選べます。色褪せるリスクを少しでも抑えるためにはどの塗料を選ぶべきでしょうか?

耐用年数が長い塗料を選ぶ

まずは「耐用年数が長い」塗料を選ぶのがおすすめです。

本記事前半で説明したように、色褪せの原因は紫外線や酸性雨などの影響ですが、塗料によっては色褪せるまでの期間、つまり耐用年数は違うのです。

基本的には安い塗料ほど耐用年数が短く、高い塗料は耐用年数が長めになる傾向があります。

最近開発されたばかりの高い塗料は、多くの場合高機能なので、塗装コストは高くても耐用年数が長く、短期間で色褪せを起こすリスクは低いと言えるでしょう。

大きな家屋で、塗装面積もかなり広いような場合、塗装コストはそれだけ高くなります。きちんと見積もり結果を確認し、予算内に収まることを確認してから契約してください。

劣化に強い塗料を選ぶ

次に、「劣化に強い」塗料を選ぶのがおすすめです。

紫外線などのような自然環境に耐性のある性質(「対候性」と言います)をもった塗料を使えば、塗膜が劣化させる紫外線などの影響を受けにくく、色褪せるリスクを軽減できます。

直近で開発された最新塗料には耐候性が高いものが多いですが、最新の塗料は旧来の塗料よりほとんどの場合単価は高くなります。また、旧来の塗料のような塗装実績が少ないので、本当にそこで謳われている耐用年数が正しいのかという信憑性には不確実な面もあります。

色褪せしにくい色の塗料を選ぶ

最後に、「色褪せしにくい色」の塗料もおすすめです。

一般的に「白」「黒」は色褪せリスクが少ないとされていますが、汚れが目立ちやすくなってしまうのが弱点です。

また、白や黒でも、色褪せ「しにくい」だけで、色褪せリスクがゼロということではありません。いずれは再塗装を行わなければならなくなるでしょう。

ただ、これから外壁塗装を考えている場合において、色をどうするかという選択を考慮するにあたっては、色褪せリスクについても考慮したうえで色選びをしてみるのも良いでしょう。

イロドリからのアドバイス

素人にとっては、塗料選びは難しいかもしれません。
塗装業者は、もちろん塗料に関してプロの知識を持っていますから、わからない部分はよく質問して、使用する塗料を選んでください。

外壁が色褪せる原因と対策・予防法

【まとめ】外壁が色褪せたら外壁塗装のサイン

外壁の色褪せは、見た目が悪いだけでなく、正しいタイミングで再塗装を計画することのがおすすめです。

素人の方には不明な点も多いと思いますので、よくわからないことはすべて業者に確認し、不安を残さないようにしてから契約しましょう。

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