外壁塗装の見積り書はココをチェックして!

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外壁塗装を業者に依頼するなら、必ず「見積り」をもらってください。
見積りは、単純に施工費用を知るためだけでなく、業者の質を見きわめるためにも必要です。
では、具体的にどのような点に注意して見積りを見ればいいのでしょうか。

本記事では、外壁塗装の見積りでチェックすべきポイントについて解説します。

外壁塗装の見積り書はココをチェックして!

外壁塗装業者から見積りをとる理由

そもそも、なぜ見積りをもらう必要があるのでしょうか?

見積りは業者側にとってもさまざまな意味があるのですが、ここでは依頼する施主にとって見積りにどんな意味があるかということを3つご紹介します。


不明瞭な金額を透明化するため

業者に見積りを出してもらうことには、「不明瞭な項目・金額を透明化する」という意味があります。

ただ単に「今回は100万円の料金になります」と言われても、どこにいくらかかるから100万円になるのかわかりませんよね。合計金額だけを出されて納得する人は少ないでしょう。

業者によっては、本当にかかっている人件費や資材費にかなり上乗せした金額なのかもしれません。

見積りは、「●●費:〇〇円」というように細かい項目ごとに費用を算出し、その合計金額を明示したものです。

どんなものにどれだけの費用を見積もっているのかということが透明化されていれば、たとえばネットなど調べたり、相場を知っている人に相談したりして、特定の項目に過剰な費用が見積もられていないかということを知ることができます。

他社と比較するため

業者に見積りを出してもらうことには、「他社の見積り金額と比較できる」という意味があります。

見積りをもらうということは、工事の依頼を行うということとイコールではありません。

あくまでも、その業者に依頼をした場合、費用はいくらになるかということですから、見積をもらったら、その業者にはいったん帰ってもらい、他の業者に同じ条件で見積りをもらうことができます。

業者によって料金設定は異なりますから、こうして複数の業者から見積りを取得したら、あとはそこに書かれている金額の違いを見ればいいのです。

同じ案件なのに、業者によって異なる金額が提示されているはずです。

ムダなお金を使いたい人はいませんから、少しでも安上がりに外壁塗装をやってもらいたいのが人情です。

依頼の前に見積りをもらうことによって、複数の業者と費用を比べられるわけです。

なお、多くの業者は無料で見積りを出してくれます。見積りをもらったけれども、結局依頼したのは別な業者だったとしても、見積りを出してもらった費用を支払わなければならいくなるようことはありません。

悪徳業者を見きわめるため

業者に見積りを出してもらうことには、「悪徳業者を見きわめる」という意味もあります。

本来、わざわざ施主が言い出さなくても、真っ当な業者なら外壁塗装の作業に入る前に見積りを出してくれるはずです。

そんな業者なら、見積りの内容もしっかりとしているでしょう。

悪徳業者の特徴は、「見積りを出したがらず契約を迫る」「見積りを出したとしても内容がいいかげん」ということです。

見積りをもらうことで、その業者の質をおおよそ見きわめることができ、悪徳業者と契約してしまうことを避けられます。

イロドリからのアドバイス

悪徳ではなくても、見積りの内容がいい加減な業者も中にはあります。
技術はもっているのに、人手不足のために手書きで簡単な内容しか示していない業者もあるのです。
このため、見積りの項目が細かく、きれいな見積り書を出す業者ほど外壁塗装の技術が高いとは言い切れません。

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外壁塗装への見積りの依頼方法

外壁塗装の見積りを業者に依頼する際に押さえておくべきポイントを解説します。失敗しないためにきちんと把握しておいてください。


ネットの情報などで3社程度まで絞る

先ほど書いたように、たいていの業者は見積りを無料で出してくれます。しかし、だからといってやたらとたくさんの業者に見積りを依頼するのは適切ではありません。

複数の業者に同じ条件で見積りを依頼することを「相見積り」といいますが、見積りを依頼するのは3社程度にした方がいいでしょう。

相見積りは多くの業者に依頼するほど意味がありますが、見積りを依頼する業者が増えると、すべての見積りを入手するまでに相応の期間が必要になってしまいます。

外壁塗装は何も一刻を争わなければならないような工事ではありませんが、なかなか作業を開始してもらえないのも考えものです。

ネットの情報などを参考にして、依頼したい業者を3社ほどピックアップし、その3社にだけ相見積りを依頼するのがいいでしょう。

厳選した3社に「相見積り」を依頼する

ネットの情報などで厳選した3社ほどの業者に見積りを依頼する際には、必ず条件がまったく同じになるようにしてください。

相見積りをとる目的は、業者を適切に比較することです。

同じ条件で見積りを依頼しないと、正しく比較できなくなってしまいます。

相見積りを依頼するにあたっては、すべての業者でまったく同じ条件で見積りを出してもらい、業者ごとに条件の違いをつけたりすることは避けましょう。

金額だけでなく「項目」についてもチェックする

業者から見積りが届いたら、比較してみましょう。

このとき、金額を比較することはもちろん重要ですが、「項目」についても業者ごとの違いを比較してみてください。

業者によっては、数量を明示せず「一式」などと表記していることがあります。この場合、何にいくらかかっているのかがわかりません。

見積りの内容で業者を正しく比較するには、項目もなるべく同じほうがいいでしょう。

このため、何の項目に何円の費用がかかっているのかを細かく把握できたほうがいいのです。

見積書を出してもらったら内容をきちんとチェックし、項目ごとの費用を細かく算出しているかどうかを確認しましょう。

イロドリからのアドバイス

相見積りは、最終的にどの業者に依頼するべきかを決められないような場合に有効です。
すでに依頼先の見当をつけているときは、わざわざ相見積りをとる必要はありません。

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外壁塗装の見積りでチェックするべき3つのポイント

外壁塗装の見積りでチェックすべきポイントについて解説します。


項目が細かく記載されている

まずは、前項で書いたように、「項目がある程度細かく記載されている」ことは必須条件です。

業者によっては、「塗装作業一式」というように全項目をまとめて提示していたりします。施主としては、それでは何の作業にどれだけの費用がかかるのかわかりません。

聞けば回答してくれるかもしれませんが、いちいち確認するのも面倒です。答えられるなら、最初から見積書にきちんと記載してくれればいいはずです。

「一式」と記載することで、相場より高い費用を計上してごまかしているのではないか、と疑ってしまいますよね。

きちんと項目ごとにこまかく金額が算出されていることは最低限の条件として把握しておきましょう。

数値が細かく記載されている

次に、「数値が細かく記載されている」ことも見るべきポイントです。

外壁塗装では、施工面積や足場の設置面積などが費用に関係しています。

業者によっては項目ごとに数値を記載せず、計算結果だけを記載していたりします。それでは何を根拠にその金額になるのかということがわかりません。

前項で書いたように、全業者に同じ条件で見積りを依頼しているのですから、業者ごとの料金設定が違っても、もとになっている施工面積等の数値は変わらないはずです。本当にこちらが提示した条件で計算されているのかということも確認する必要があります。

施工面積など、費用の算出に関わる重要な数値がきちんと記載されていることを確認しておきましょう。

使用する塗料などに商品名・メーカー名が記載されている

見積書の塗料の項目に「商品名」「メーカー名」が記載してあるかどうかも重要なポイントです。

優良業者なら、商品名などの情報を記載しているでしょう。

たとえば「シリコン塗料」「フッ素塗料」と塗料の種類名だけしか明記していない見積りは要注意です。

これも質問すれば回答してくれるかもしれませんが、見積り書に記載していないのは何か後ろめたいことがあるのではないか、と勘繰ってしまいます。

見積書にこれらの情報がきちんと記載されていることも確認しておきましょう。

イロドリからのアドバイス

業者によって、見積りの記載項目は異なります。
素人でもわかりやすい記載なら問題ありませんが、専門的な表現をする業者もありますので、そういう場合は質問してみてください。
そうした質問への対応の仕方でも、優良業者かどうかを見きわめるポイントになります。

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外壁塗装の見積りに記載されているはずの項目

外壁塗装の見積りには以下の項目が記載されているはずですので、確認してみてください。


足場設置費用

外壁塗装では、高所での作業を安全かつ効率よく行うために「足場」を設置します。

足場の設置には一般的に十数万円の費用がかかります。これが無料になることはまずありません。

足場設置費用は「設置面積×単価」で計算されますので、面積がいくつか、単価がいくらかということが見積りに記載されているはずです。

もし、「足場費用は無料でサービスします」などと言われた場合は、その他の費用が水増しされている可能性が高いと思います。きちんと足場費用が計上されている業者の方が信用できます。

飛散防止用メッシュ養生費用

外壁塗装を行う際には、塗装しない部分に塗料が飛び散るのを防ぐために「養生」を行います。この作業にも費用が発生します。

具体的には、設置した足場にメッシュシートを張ったり、塗装しない場所をテープやビニールなどで保護したりする工程です。面積あたりに単価をかけて費用を算出します。

高圧洗浄費用

外壁塗装の作業を行う前に、塗装の効果をきちんと生かすために「高圧洗浄」を行います。この作業にも費用が発生します。

この費用も面積当たりいくらという計算で算出されているはずなので、足場費用と同様に施工面積がきちんと記載されているかどうかを見てください。

下塗り・中塗り・上塗り費用

外壁塗装は、1回だけ塗装するわけではなく、何回かの塗り工程を経て塗膜を形成させます。各工程ごとに費用が発生します。

「中塗り」と「上塗り」については「2回塗り」として一括で計算されるケースもあります。

コーキング費用

外壁は塗膜だけでなく「コーキング」の部分も劣化するため、外壁塗装と一緒にコーキングの打ち直しを行うケースもあります。

この費用は、場合によっては「諸費用」に含まれていることもあります。その場合は個別に記載項目がありません。

付帯塗装費用

外壁面のほかにも「雨樋」や「軒天」などの塗装を行うこともあります。この場合も個別の費用が発生します。

塗装する場所によって単価も異なりますので、相場を計算するのは難しいかもしれません。

諸経費

外壁塗装に限りませんが、作業に付随して様々な費用が発生します。たとえば「ゴミの廃棄料金」や「交通費」などがこれにあたります。

「諸費用」は総額の10%前後になることが多いですが、業者によって料金設定が大きく異なります。

イロドリからのアドバイス

費用の相場をある程度把握しておけば、業者が出してきた見積り書の金額が高すぎるか安すぎるかをおおよそ把握できます。
もちろん業者によって単価設定などは異なりますので、相場から外れているから悪徳業者と決めつけることはできません。

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見積りでわからない点は質問してみよう

外壁塗装で見積りをもらってわからないことがあったら、質問することも重要なポイントです。


優良業者はきちんと回答してくれる

見積書を見ても素人にはわからないこともあると思います。

それを無視してそのまま契約してしまうと、あとで後悔したり、なんとなくモヤモヤしたりするかもしれません。

忙しい業者さんに余計な手間をかける、とためらってしまう人もいるかもしれませんが、優良な業者なら、顧客からの質問にはきちんと答えてくれるはずです。安心してください。

悪質業者は見積りの内容を答えない

見積りの内容について質問しても回答してくれない業者は、もしかしたら「悪徳業者」かもしれません。

悪徳業者でよくあるのは、いい加減な見積りを出して、質問しても答えてくれないというケースです。後ろめたいことがあるので質問に答えたくないのでしょう。答えてくれたとしても、適当な内容で言いくるめようとすることもあります。

真っ当な業者であればきちんと質問に答えてくれますので、見積りの内容についての質問で回答を渋ったり曖昧な回答をした業者とは契約しない方が無難です。

応対品質も業者の質を見極めるポイントになる

見積りの内容について質問した際、担当者の応対品質にも差が出ますので、そこにも注意してください。

「見積り担当者の態度と工事の品質は関係ないのでは?」と思うかもしれませんが、優良な業者では従業員の教育にも力を入れているはずですから、質問したほうが不快になるような応対はしないはずです。担当者の態度が良くなかったら、その業者ではきちんとした従業員教育を行っていない可能性があるということです。そこから業者の質がわかります。

職人気質の業者で、悪気はないけれども応対がぶっきらぼうということも中にはあります。ただ、見積り担当者の態度があまり良くないと感じたら、ちょっと注意したほうがいいでしょう。

イロドリからのアドバイス

悪徳業者はそもそも見積りを出してくれないことも多いです。
それにもかかわらず、不安を煽ったり脅してきたりして契約を迫ってきますので、気をつけてください。

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外壁塗装の見積りトラブル事例

最後に、外壁塗装の見積りに関連したトラブルを解説します。

真っ当な業者であればこのようなことは起きにくいのですが、悪徳業者では以下のようなトラブルが起こる可能性があります。


最初の金額より請求額が高い

見積りに書いてあった金額よりも請求金額が高額になることがあります。

あらかじめ出してきた見積り書の金額が高くて納得できないのなら、その業者に依頼しなければいいだけですが、請求金額は工事が終わってからわかるものなので、なんとなくスッキリしないものの、言われるがままに払ってしまう人も多いと思います。

見積り書をちゃんと保管してあれば、なぜ請求金額が高くなってしまったのかと聞くことができます。

場合によっては、見積り時に施主側が提示できていなかった条件が工事中に判明したために、工事代金が上がってしまったのかもしれません。その説明に納得いくならしかたがないでしょう。

しかし、見積り書をなくしてしまったり、口頭で見積り金額を伝えられたりした場合は、ちょっと面倒なことになります。

いわゆる「言った・言わない問題」になってしまい、もし裁判になったとしても不利になります。

見積りは口頭では受け付けずに必ず見積り書の形でもらうこと、もらった見積り書は大切に保管することを守ってください。

見積り額より請求額が高くなっていたら、必ず説明してもらいましょう。

代金を支払った後に連絡つかなくなる業者

代金を先払いした後に、その業者と連絡がとれなくなってしまうというトラブルが発生することがあります。

もちろんこれは悪徳業者です。

そういう業者は最初から施工するつもりがなく、事前にお金だけを取って音信不通になってしまうのです。

代金の先払いを請求されたら絶対に契約しないということを心に銘じてください。

真っ当な業者なら代金の請求は後払いで問題ないはずです。

「ウチは先払いしか対応していない」と言われたら、その担当者には帰ってもらいましょう。

後払いに対応してくれる業者はいくらでもあります。

実際の工事内容が見積り内容と違う

見積りに記載してあった内容と、実際の施工内容が違う、というトラブルが起こることもあります。

これは必ずしも悪徳業者の場合とは限らず、その業者の外壁塗装に関する知識不足が原因ということもあります。

できない工事を「できる』と伝えてきたとしても、素人にはその嘘は見抜けません。

「できる」と言ったじゃないかとクレームしても知らんぷりするような悪徳業者もいますので、注意が必要です。

そうした業者に依頼してしまうことを避けるには、やはり相見積りが有効です。

相見積りを取れば、業者が提案する工事内容を比較できますので、質の悪い業者の嘘を見抜けるかもしれません。

真っ当な業者は、できないことは「できない」と伝えてきます。見積りの内容通りの施工をしてくれるはずです。

イロドリからのアドバイス

見積り以外のことでも外壁塗装で起こるトラブルにはさまざまなものがあります。
トラブルを防ぐためには、優良業者を見きわめ、質の高い外壁塗装をしてくれる業者と契約することが重要です。

外壁塗装の見積り書はココをチェックして!

【まとめ】外壁塗装の見積り内容な重要!しっかりチェックして後悔しない外壁塗装を

外壁塗装を業者に依頼するなら、見積り(特に相見積り)が欠かせません。

見積りは優良業者を見きわめる非常に重要な手段です。

複数の業者から見積りをとる「相見積り」は、手間がかかりますが、悪徳業者や質の悪い業者を避けるためになるべく実施しましょう。

見積りを依頼する際には必要なポイントをしっかりと押さえ、優良業者と出会えるチャンスを最大化しましょう。

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