irodori column
今回のコラムの内容を分かりやすく動画でまとめています。
是非こちらもご覧ください。
こんにちは、イロドリ株式会社の吉田です。
今回は「個人外壁塗装店の良し悪しの判別」ということでお話します。
早速ですが、外壁塗装業者はこちらの表の5つのグループに分類されます。
このグループの中で、今回は個人塗装店についてのお話をしていきます。
その前に、表の個人塗装店の点数について「低すぎる」というような内容のコメントをいただきました。
こちらについてはこの場を借りてお詫び申し上げます。
『大変申し訳ございませんでした。』
私も個人塗装店で限りなく10点に近い業者もいることは重々承知しております。
そしてこのコメントもらって、正直とても嬉しく感じました。
というのも、多くの個人塗装店の方が塗装職人としての技とプライドを持って作業されていると、改めて感じることができたからです。
ただ、逆に1点2点、いやマイナス10点、なんて業者も中にはいるということはコメントいただいた方にも共感いただけるのではないかと、勝手に思っています。
もう少し付け足すと、個人塗装店の良し悪しの判別は我々プロにとっては可能でしょう。
しかし一般のお客さんにとっては、良い業者を見極めるのは非常に難しいことであるため、独断と偏見で5点と書かせていただいております。
ということで、最初に結論です。
「初めての外壁塗装」をする人に向けた、このイロドリ株式会社のコラムでの見解としては、個人塗装店で外壁塗装をすることはお勧めできません。
なぜなら繰り返しですが、個人塗装店の良し悪し(業者検討中)の判別が難しいからです。
それでは、なぜ良し悪しの判断が難しいのか、また大きな組織ではない、個人塗装店が特に陥りやすい2つの”構造上の課題”
・品質管理の課題
・塗装知識の課題
について解説していきます。
品質管理の課題や塗装知識の課題は、個人塗装店だけでなく、私達のような外壁塗装専門店をはじめ、どの業者でも陥る可能性のある“構造上の課題”です。
個人塗装店を検討していない人も良い業者選定に役立つ知識を盛り込んであるので、ぜひ最後までこのコラムをご覧ください。
YouTubeチャンネル「外壁塗装大学いろどり」では、外壁塗装で失敗しないための知識を配信しています。
残念ながら消費者がクレームなどを相談できる「国民生活センター」には、リフォーム関連の苦情が年間6,000件以上も報告されています。
国民生活センターに電話したくない、という方は是非、チャンネル登録をして外壁塗装の知識を学んでみて下さい!
外壁塗装大学いろどり-YouTube
個人塗装店で外壁塗装をする時の注意点
まずは「なぜ個人塗装店は業者の善し悪しの判別が難しいのか」を解説します。
それは「判断材料」が少ない傾向があるからです。
履歴書なしで面接をするようなもので、雰囲気と価格くらいでしか判断ができないケースも多いです。
中には「隣の家をやってくれた業者で、仕上がりもキレイだから大丈夫!」と思われる人もいるかもしれません。
しかし、この発想もかなり危険、雰囲気で判断していると言わざるを得ません。
繰り返しですが、悪徳業者、知識不足の業者も多いのがこの業界です。
理由は「悪質な工事をしてもバレにくいから」です。
正直に言います。
どんなに悪質な塗装を行ったとしても、塗った後はそれなりに綺麗になります。
もちろん私たちのようなプロが、外壁にへばりついて見ればわかるものもありますが、初めて塗装をするようなお客様の場合は、良い塗装なのか、悪い塗装なのか、見た目では判断ができません。
つまり、「お隣さんのお家、メチャクチャきれいになってる!」ということと、「良い業者が適切な処置をして塗装をしてくれている!」ということは、まったくの別物であるということです。
ストレートに言うと、隣の家を塗装した業者が悪徳業者である可能性もあります。
きれいなお家だからと言って5年後に不具合が出てくる可能性が低い、というわけではありません。
もちろん、お隣さんが塗ってもらっていて不満もなさそうであれば、頼んでみたくもなるでしょう。
見たことも聞いたこともない業者よりは安心できそうに感じます。
ただ、これだと「安心できそう」という雰囲気だけで判断をしてしまうことになります。
例えば5年後に不具合が起きたときに「大丈夫だと思ったのに」では、後悔しても後悔しきれません。
お隣さんのせいにすることもできないでしょう。
「思った」だけで判断をしないためには、
・現地調査の説明が丁寧か
・見積の内容が詳細に記載されているか
などを判断しなければいけません。
これを聞いて「なるほどね、じゃあちゃんとチェックすれば個人塗装店もありなのか」と思われた方もいるかもしれません。
これは半分正解で半分間違いです。
というのも、個人塗装店でそこまでしっかりとした提案書類を用意できる業者は、かなり少数派です。
正直、組織として活動している外壁塗装専門店であっても、しっかりとした提案書類を用意している業者ばかり、というわけでもありません。
もちろん、個人的な体感なので、しっかりとされている個人塗装店もいるかと思いますが、探し出すのは難易度が高めです。
間違いなく良い個人塗装店はあります。
私の知り合いにももちろん、います。
提案書類がしっかりしていなくても品質の良い塗装を提供する個人塗装店もあります。
しかし、そこにたどり着くのは正直、運です。
そのため、私としては評価はピンキリ、当たりを引く可能性もありますが、外れの可能性もある、しかし、外れを引かないための対策がしづらいということで、強くオススメはしていません。
ということでまずは、なぜ個人塗装店は良し悪しの判断が難しいのかを解説しました。
個人塗装店で外壁塗装をする時の注意点
ここからは、個人塗装店が特に陥りやすい2つの“構造上の課題”
・品質管理の課題
・塗装知識の課題
について解説していきます。
比較検討するときの大切な指標にもなります。
個人塗装店にお願いしたい!と思った時は特に気にしなければならない、とても重要なポイントです。
1つ目は、品質管理の課題です。
品質の中でも特に気にしたいのが、チェック作業です。
自分で塗って自分でチェックする、というのは思っている以上に難しいことです。
ちなみに私も職人として塗装しているときに、検査で「修正が0」ということはまずありませんでした。
当時の元請け業者さんからも「吉田さんの仕事は検査が楽です」と言われていたので、どちらかというと丁寧に塗るタイプだったと自負しています。
それでも
・細かい部分を見落としてしまったり
・日の当たり方で、ムラに気づけなかったり
・乾燥したら、きれいに色が上がっていなかったり
ということはありました。
なので、もし個人塗装店にお願いしたい!と思った時は、個人塗装店でどのようなチェックを行うのかを、他の業者と比較してみると良いでしょう。
ちなみにこの「チェック作業」については、下の動画「品質の悪い外壁塗装工事が行われる3つの理由」でも解説をしています。
気になった方は是非、合わせてご覧ください。
2つ目は、塗装知識の課題です。
わかりやすく言うと、外壁塗装業者は知識を更新し続けないと知識不足の業者になってしまいます。
なぜなら塗料は日進月歩、下地や下塗材によっても対処が異なるからです。
この点において、個人塗装店はどうしても知識を更新する負担が重くならざるを得ません。
例えば、私たちのような外壁塗装専門店であれば、私をはじめ営業、品質管理をするメンバーが知識のアップデートを行っていきます。
さらに扱う工事件数も個人塗装店よりは多いため、ノウハウが蓄積していきます。
一方、個人塗装店の場合は、塗装をしながら知識をアップデートしていかないといけません。
10年前は正解とされていた塗り方が今は欠陥工事になる、と言われるようなケースもあります。
件数も手抜き工事でなければ月2件くらいが妥当でしょう。
どうしてもノウハウが溜まるスピードも落ちてしまいます。
もちろん、勉強熱心な個人塗装店もたくさんあります。
ただ、それは雰囲気だけではわかりません。
やはり色々な業者で比較検討をすることが大事です。
現地調査を行った後に、調査内容の報告があるはずです。
その時の対応、
・現状の下地がどんなもので、どんな塗料を提案してくるのか
・下地処理が必要な場合、どのような工程で処理をするのか
等を、ほかの業者と比較することで知識がアップデートされているのか、確認してみましょう。
なお、お気づきの方もいると思いますが、これは個人塗装店だけでなく、我々のような外壁塗装専門店をはじめ、どのグループの業者にも当てはまることなので、塗料メーカーのカタログ等も参考に必ず確認をするようにしましょう。
以上、2つ目の課題、塗装知識に関するお話でした。
繰り返しですが、個人塗装店の場合は、判断材料が少なくなりがちです。
現地調査の説明や見積書の項目が少ない、ホームページがなくて実績等がわからなかったり、といったことが多いです。
逆に言うと、見積や説明がしっかりしている等、こちらのコラムの基準を満たしていると思えれば、外れを引く可能性は低いでしょう。
ただ、一人でやっていてちゃんとした見積を出す塗装店を私は見たことがありません。
ホームページをしっかり作って、見積・現地調査用の資料をまとめて、というのは多少、規模がないと作りづらいです。
こういった観点から、一番 “運” の要素が強く、失敗する確率を減らしづらいため、個人塗装店はオススメできないというわけです。
個人塗装店で外壁塗装をする時の注意点
ということで最後にまとめです。
個人塗装店は、総合評価としては10段階評価で
価格:7
品質:5
デザイン・機能:6
保証:5
アフターサービス:6
で50点満点中29点です!
もちろん、私の話だけではなく、他の業者の話を聞くのも有効な手段でしょう。
いずれにしても、外壁塗装をするときに何も知らずに検討、決定してしまうのは「かなり危険」です。
ただ今回も、こんなマニアックなコラムを最後までご覧いただいているあなたはきっと大丈夫だと思います。
それでは今後も役に立てる情報をお届けします。
今回もご覧いただき、ありがとうございました。
イロドリ株式会社の吉田でした。
YouTubeチャンネル「外壁塗装大学いろどり」では、外壁塗装で失敗しないための知識を配信しています。
残念ながら消費者がクレームなどを相談できる「国民生活センター」には、リフォーム関連の苦情が年間6,000件以上も報告されています。
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